基本情報

22 Apr, 2024

正式名称:モンゴル国 / Mongolia
首都:ウランバートル / Ulaanbaatar
人口:350万
(2024年、モンゴル国家統計局)
面積:156万4,100km²
人種・民族:モンゴル人(全体の95%)及びカザフ人等
宗教:チベット仏教等
言語:モンゴル語、カザフ語
通貨:トゥグルグ 1Tg=0.04円(2024年3月現在)

モンゴルは、ユーラシア大陸に位置する内陸国で、ロシア、中国と接しています。 モンゴル人は遊牧民族として有名ですが、牧畜を離れ都市や農村に定住する人々も増えてきています。 1990年代初頭に社会主義体制から大統領制に移行し、鉱工業を中心に経済成長を遂げました。

モンゴルといえば、雄大な大草原とゲル、チンギス・ハーンを思い浮かべる人が多いかもしれません。近年では、大相撲の強豪力士を輩出している国としても知られています。去年は日本のTBSの福沢監督のVIVANTドラマがモンゴルで撮影されたためたくさんの日本人の方がモンゴルに興味もってくださっているように思われます。
それでもまだ馴染みの薄い国で、旅行先としてモンゴルを訪れようとする人はあまりいないかもしれません。
ただ、一度モンゴルに足を運んだら、その奥行きが深い魅力にどっぷりハマってしまうと思います。

【気 候】

ウランバートル(1991~2020)の気候

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

最高気温記録 °C (°F)

5.0
(41)

11.3
(52.3)

18.9
(66)

28.7
(83.7)

33.5
(92.3)

38.3
(100.9)

39.0
(102.2)

36.7
(98.1)

31.7
(89.1)

22.5
(72.5)

13.0
(55.4)

6.1
(43)

39
(102.2)

平均最高気温 °C (°F)

−15.5
(4.1)

−9.4
(15.1)

0.2
(32.4)

10.4
(50.7)

17.8
(64)

23.1
(73.6)

25.2
(77.4)

23.0
(73.4)

17.2
(63)

7.7
(45.9)

−4.8
(23.4)

−13.7
(7.3)

6.8
(44.2)

日平均気温 °C (°F)

−21.3
(−6.3)

−16.3
(2.7)

−6.7
(19.9)

3.0
(37.4)

10.2
(50.4)

16.5
(61.7)

19.0
(66.2)

16.6
(61.9)

10.0
(50)

0.9
(33.6)

−10.6
(12.9)

−19.0
(−2.2)

0.2
(32.4)

平均最低気温 °C (°F)

−25.6
(−14.1)

−21.7
(−7.1)

−12.6
(9.3)

−3.3
(26.1)

3.5
(38.3)

10.3
(50.5)

13.5
(56.3)

11.1
(52)

4.1
(39.4)

−4.5
(23.9)

−15.1
(4.8)

−22.9
(−9.2)

−5.3
(22.5)

最低気温記録 °C (°F)

−43.9
(−47)

−42.2
(−44)

−37.2
(−35)

−26.1
(−15)

−16.1
(3)

−3.9
(25)

−0.2
(31.6)

−2.8
(27)

−13.4
(7.9)

−22.0
(−7.6)

−35.0
(−31)

−42.2
(−44)

−43.9
(−47)

降水量 mm (inch)

2.3
(0.091)

2.6
(0.102)

3.9
(0.154)

10.9
(0.429)

20.3
(0.799)

45.2
(1.78)

70.5
(2.776)

62.2
(2.449)

25.9
(1.02)

6.6
(0.26)

6.0
(0.236)

2.7
(0.106)

259.1
(10.202)

出典:http://www.pogodaiklimat.ru/climate4.php?id=44292

春(3〜5月)

モンゴルでは「女心と春の空」という言葉があります。一年の中で最も激しくて変わりやすい季節です。雪が雨に変わり、「一日のうちに四季がある」日も少なくないです。ほこり混じりの強い風が続き、黄砂が発生する場合もあります。服装にはとくに気をつけたい季節でもあります。昼と夜の温度差が一番激しいですので服装に気を付けましょう。

夏(6〜8月)

モンゴル旅行のベストシーズンは夏です。この時期は比較的温暖で、数多くのお祭りが開催されるため、観光客に人気です。ウランバートルにおける1年の最も暑い月は7月で,平均最高気温は25℃です。朝晩の気温差が激しく、雨が降ったり,たまには雪が降る場合もあります。8月に「梅雨」と思われるぐらい3日間続けて雨が降る場合もあります。夏は紫外線が非常に強いので、日焼け止めクリームやリップクリーム、帽子、サングラスなどが必要です。真夏には40度を超えることもありますので モンゴルを旅行する際には、適切な準備が必要です。

秋(9〜10月)

モンゴルの秋は比較的短く、8月中旬から始まり10月中旬頃に終わり、わずか2か月しかありません。9月は新学期です。結婚式の季節と言われているぐらい結婚式などの儀式も多くなります。

秋はモンゴルの人々にとって、厳しい冬に備え始める大切な季節です。9月には初雪が降ることもあります。秋はモンゴルの景色が最も美しく、風味豊かな食事が楽しめる季節です。特にモンゴル人男性が好きな馬乳酒がいちばん美味しくなります。 

冬(11〜2月)

モンゴルで一番寒い期間です。 最大マイナス50度にも達することがあります。冬のモンゴルでは、自然の厳しさと美しさを同時に体感できます。冬の自然といえばお勧めは白い海に見える大草原と満天の星空です。冬は透き通って見えるから満天な星空が楽しめます。冬はモンゴル人は体が温まるということで馬肉を良く食べます。馬肉と羊肉をもりもり食べて体の中から暖かくして厳しい冬を乗り越えます。

モンゴル国旗

モンゴルの国旗

モンゴル国旗は、赤・青・赤の順で、左側の赤地にソヨンボという意匠を配した旗。ソヨンボ文字はかつてモンゴルで使われていた文字で、ソヨンボの意味には色々な説がある。それぞれの図形は上から、火・太陽・月・矢・槍・長方形・をあらわしている。

国 章】

国章には仏教やモンゴル民族の伝統のシンボルが組み込まれている。国章の外側を囲む円形に描かれた文様は終わりがない文様は永遠の象徴でもある。その中は青色の地があり、モンゴルの人々が崇拝してきた大空を象徴している。青地の上の方には三つの宝石がある。これは仏教でいう三宝を表し、モンゴルの民話では願いを聞き入れるものでもある。これは過去・現在・未来の三つをも象徴している。
青地の中央には「ソヨンボ」が組み合わされた馬が描かれている。ソヨンボはかつてモンゴルで使われた文字(ソヨンボ文字)の名で、モンゴルを象徴するシンボルでもありモンゴルの国旗にも描かれている。

ソヨンボは風の中を走る馬と組み合わされている。この風の馬は「ヒーモリ」という。モンゴルの言葉でヒーは「気」、モリは「馬」を意味し、ヒーモリは幸運や魂のことも指す。この馬は、モンゴルの独立、主権、魂の象徴である。
紋章の下の方には緑色の山並みがあり、中央には法輪が描かれている。山並みから法輪には、青色のハダクというスカーフが描かれている。法輪は崇敬の象徴であり、ハダクはモンゴルやチベットでは親しい人や尊敬する人に渡すためのものである。紋章の下には白い蓮の花がある。