Explore

モンゴル版グランドキャニオン『ツァガーン・スワルガ』

ドンドゴビ県ロース郡に位置し古代都市遺跡の よう見えるまさにモンゴル版グランドキャニオン!

まるで仏塔が立ち並ぶような姿から「ホワイト・ストゥーパ(白い仏塔)」の異名を持つ「ツァガーン・スワルガ」は、荒涼とした大地に突如出現する赤白マーブル模様の地層の台地です。かつての海底が隆起し、何百万年という時をかけて風雨が大地を刻み侵食して、まるで古代都市か宮殿かと見まごうような美しい自然の彫刻を形成しています。

同崖の高さは最大約60m、それが約400mに渡り連なっています。豪雨の鉄砲水が 90 度の角度で流れると大きな滝のように なり非常に壮観です。規模で見れば本家グランドキャニオンには足元にも及びませんが、この息を呑む絶景の破壊力はグランドキャニオンに負けじとも劣りません。

台地の斜面は東に向いてそびえ立っており、朝日が台地を真っ赤に染めあげる様は筆舌に尽くしがたい光景です。

なお、まだそれほど観光地化されていないため、展望台のような防護柵は一切ありません。すべて自己責任ですが、むき出しの大自然を全身で感じることができます。また、下に降りて散策も可能。行くまでが非常に大変ですが、それだけの価値あるスポットといえるでしょう。