モンゴル料理

日本からほど近いアジアの国モンゴル。その広大な国土の中には、大自然が織りなす様々なすばらしい風景があります。また、かつて世界の半分を収めたモンゴル帝国など、興味深い歴史が残る国でもあります。しかしながら、歴史を知っていたとしても、モンゴル料理はあまり聞き覚えのない方も多いはず。そんな方のために今回は、モンゴルの代表的な料理を9選にまとめてみました。モンゴルの伝統的な食べ物は、白い食べ物と赤い食べ物の2つに分けられており、白い食べ物は家畜の乳から作られた乳製品、赤い食べ物はお肉のことを指します。モンゴル料理は、伝統的な遊牧民族の食事で、塩コショウのシンプルな味つけの肉料理や小麦粉を使った料理が多いです。中国や中央アジア、ロシアなどの近隣諸国の料理にも共通する揚げパンホーショールや蒸し餃子ボウズなどがあります。新鮮な羊肉を使った肉料理も絶品です。

1。ボーズ

 モンゴルボーズ

小麦粉に水を加えてこね生地を作り、その中にひき肉を餡として入れて包んだ、モンゴル風蒸し餃子。モンゴルの旧正月など、お祝いや特別な行事の際は欠かせない料理です。

2.ホーシュール

ホーシュール

 ミンチを小麦粉の皮で包み、揚げ焼きにした料理。 表面はハリハリで、中はもっちりジューシー。せひ熱々のうちにを食へましょう。

3.ツイワン

モンゴル風焼きうどん

モンゴル風焼きうどんで、野菜も入っており、味もマイルドで食べやすいモンゴル料理です。また、モンゴル人男性の中で一番好きな料理一位となった料理ですので是非一度は食べたらいかがですか?

4.チャンサンマハ

塩コショウで煮込んだ牡羊の肉

骨つきの羊肉や牛肉などを入れた水の中に野菜の切れ端と塩を入れ、トロトロになるまで煮込んだ伝統料理。

5.バンシタイツァイ

バンシタイツァイ

モンゴルでは、ミルクティーはお茶としてだけでなく、汁物としてもいただくこともあります。このバンシタイツァイは、ミルクティーの中に小さめの餃子を入れ、岩塩のみで味付けする疲れに良いと言われるモンゴル家庭料理です。

6.ゴリルテイシュル

ゴリルテイシュル

モンゴル風の肉うどんのことです。肉と野菜をじっくりと煮込んだスープはコクがあり、とてもおいしいです。日本人にも馴染みやすい味なのでオススメです。

7.ホルホグ

ホルホグ

羊肉の塊を野菜、塩、香辛料とともに大きな缶に入れ、
さらに川の中から取った石を焼いた後、交互に詰めて石焼き(蒸し焼きともいえる)肉料理です。キャンプや屋外の活動においてとても人気があります。歯ごたえあってジューシーでお肉のうま味が野菜にしみついていて、野菜ってこんなに美味しいんだと思えるぐらいおいしい料理です。

おまけ)モンゴルでは昔から、調理に使った暖かい石を両手にころがすと「疲れが取れる」といい伝えられてきました。
もしホルホグを食べる機会があったら、やってみてくださいね!

8.サジ(シーバックソーンジュース)

サジ(シーバックソーンジュース)

 栄養豊富なシーバックソーンの果汁を使ったジュース柑橘系にも似た爽快感のあるシーバックソーンの香りと程よい酸味のある味わいは、日本ではなかなか体験できない味でしょう。
モンゴルを訪れたら、ぜひ一度はシーバックソーンジュースを試してみては?
 

9.馬乳酒(アイラグ)

アイラグ

 酸味と独特の香りがある馬乳

馬の乳を発酵させて作った乳製品であり、お酒です。馬乳独特の臭みや酸味、コクがあり、好きな人にはクセになる飲み物となっています。
アルコール濃度は2%前後とライトで、ミネラルやビタミンが豊富な健康飲料です。遊牧民族で野菜や果物が不足しがちだったモンゴル人たちの貴重な栄養源となってきました。